究極のスプールフリー性能を手に入れよう!(^_-)☆
リールには随所にボールベアリングが使用されとるけど、このベアリング内にはグリースが封入してあり、このグリースの粘度がスムーズなスプール回転の妨げになっています。ベアリングをチューンUPすることで見違えるようなスプールフリー性能が手に入りまっす!(^.^)
【スペシャルチューニング】
【準備品】 | ||
【マイクロロン】 メタルトリートメントスプレー ↑今回の主役! |
マイクロロン処理は自動車、バイク、ラジコンなどのケミカルチューニングではもはや常識?!らしい。 220 ml缶で¥3,800と少々高価やけど、巷で流行りの表面皮膜材(5mlで\1,500前後)より安いと思う。(-。-)y-゚゚゚ |
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脱脂洗浄液 | パーツクリーナー、アセトン(マニキュア除光液の主成分)、シンナー、ZIPPOライターオイルなど。 アセトンの脱脂性能は抜群やけど、容易にコンビニでも入手できるのはZIPPOライターオイルかな。 |
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洗浄容器 | フィルムケース、ガラス瓶など・・何でも良いけど洗浄液に侵されやん材質のもの) ちなみに【SK-18ベアリング洗浄ケース(通称:シャカシャカ君)】という専用のケースもある・・・この世界は意外とディープ。(-_-;) |
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オイル | 粘度の低い高級リール用オイルがお奨め。うちはVARIVAS【REELにシュッ!】を使ってます。 | |
ドライヤー | ベアリングを加熱するために使用。 |
【処理手順】 | ||
STEP1.(分解) | リールを分解してベアリングを取り出す。 ※分解は誰でも出来るやろけど・・組立に自信がない人は器用な釣友に頼んで下さい。 |
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STEP2.(洗浄) | 油分が残っているとマイクロロンが十分に定着しないので大事な工程。 洗浄容器にベアリングと脱脂洗浄液を入れてしばらく放置。(10分程度) それからケースを振る(揺する)とグリスが溶け出して洗浄液が濁るので、再度新しい洗浄液に交換して油分を完全に取り除く。ベアリングを取り出して脱脂洗浄剤が残らないように完全に乾かす。 ※注意 洗浄液がパーツクリーナの場合、洗浄瓶を密閉するとガス分が膨張して容器が破裂して怪我をする恐れあり。蓋をしてシェーカーの如く振りたい衝動に駆られるけど、蓋はしない方が無難です。(^_^;) |
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STEP3.(予熱) | ドライヤーでベアリングを約1分加熱させる。(75℃以上でマイクロロンが定着しやすくなるらしい。) | |
STEP4.(処理) | ベアリングが冷めないうちにマイクロロンを注入。直接スプレーで吹き付けるか、別の容器に出して浸け込んでもOK。 浸け込む時間は効果と関係なし。 |
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STEP5.(乾燥) | ベアリングをドライヤーで完全に乾燥させる。 | |
STEP4.と5.の工程を3回ほど繰り返しおこなう。 | ||
STEP6.(注油) | リールオイルを小量注油する。多過ぎる注油はかえって抵抗が増大するのであくまでも適量で。 | |
STEP7.(組立) | ベアリングをリール本体に元通りに組み付ける。 | |
完成! | 以上で究極のスプールフリーは貴方のもの!(^.^) |
【釣行前】 | |
繰り返し【マイクロロン】を使用することでさらに効果を高めます。 | |
STEP1. | 【マイクロロン】をベアリングに注入(スプレー)。 |
STEP2. | 少量のリールオイルを注入する。 |
ベアリングに限らず、各軸、ギア、可動部にも【マイクロロン】を塗布すると非常にスムーズな動きになります。注意としては【マイクロロン】を塗布した後、必ず通常のリールオイルも塗布してください。(【マイクロロン】は金属処理剤であり、オイルではありません。【マイクロロン】自体にオイルは含まれませんので、使用する場合には必ずオイル(潤滑油)と併用してください。) メンテナンス時に繰り返し使用することでさらに効果を高めます。(^^ゞ |
【参考】 |
ベアリング(外径9×内径5×厚さ3mm) NTN 型番WBC5-9ZZA 日本精工(NSK) 型番MR95ZZS ミネベア(NMB) 型番L-950ZZ |
【番外】 |
【マイクロロン】を買う勇気がない人は、ベアリングの脱脂を行ってからリールオイルを注油するだけでも随分回転性能はUPします。(^^ゞ |