最強?針結び


 かかり釣りでの針結びは「外掛け結び」を使ってる人が多い。簡単に結べるし、結束強度も悪くない。私の場合、普段は外掛け結びで、大型狙い(太ライン)の時は、「遠矢結び」を使うことが多い。「遠矢結び」は、遠矢名人が考案した結びで外掛け結びの変形、外掛け結びと同じように巻き始めて2回目を巻くときだけラインを巻き込まずに軸だけを巻いてマクラにする結び方。たったこれだけやけど、外掛け結びより格段に強い。


他にも「内掛け結び」もあるけど、使っている人をあまり聞いたことが無い。あと「漁師結び」も簡単且つ強度があるということで使ってる人もいるけど、針とハリスに角度がつくのが少々気になりますな。実際のところ、どの針結びがどれ位強いのか?
ということで定量化して比較してみた。
【計測条件】

 ・針とラインは全て同じ物で統一。
  針 (ハヤブサ・鬼掛筏チヌ ボケ専用3号)
  ライン (ボナンザ・ナノテック筏チヌFC2号)

 ・計測器としてプッシュプルスケール(フォースゲージ)を使用。
   ※イマダ製FB-100N 精度:0.3%FS

 ・「外掛け結び」、「遠矢結び」、「漁師結び」を各5回ずつ計測。
   ※外掛け結びと遠矢結びの巻き数は5回とした。
【計測方法】

プッシュプルスケールに針を引っ掛け、掛かったチヌを竿で溜めているイメージでラインが切れるまで引っ張り、ピークホールドされた指示を読み取り記録する。
【計測結果】

外掛け結び
1回目  35.5 N
2回目  31.5 N
3回目  33.0 N
4回目  33.0 N
5回目  33.5 N
平均値  33.3 N
CV値 3.87 %
遠矢結び
1回目  37.5 N
2回目  34.5 N
3回目  34.5 N
4回目  40.0 N
5回目  39.5 N
平均値  37.2 N
CV値 6.34 %
漁師結び
1回目  40.0 N
2回目  27.0 N
3回目  38.5 N
4回目  38.0 N
5回目  33.0 N
平均値  35.3 N
CV値 13.52 %

注) 実際の釣りとは条件が異なるので、あくまでも参考データです。

【考察】

予想通り、平均値で比較すると遠矢結びが37.2Nで一番強い結果になった。でもMAX値で比べると漁師結びも同じ、平均値も悪くないし、やはり「漁師結び」も強い結びやね。結束強度のバラつきを比較するために変動係数(CV値)を算出してみたけど、「外掛け結び」が何回結んでも強度のバラつきが少ない結びができるということが判明。でも「外掛け結び」が一番結び慣れとるからね、そのせいかもしれん。


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