2001年釣行記

11月17日(土)中潮 干潮 12:57  満潮 7:21
千賀(千賀漁協 6号筏)

 

今回は所属クラブの例会ちゅーことで、千賀へ釣行。
同じ的矢湾、それも相差に隣接してる千賀に行くことは無いと思とったんやけど・・・例会なら仕方がない。(^◇^;) 大将、竜さん、堪忍な。m(__)m でも今回はクラブの顧問である大西 満さんも来るんで、楽しみな釣行ではある。団子についての講習会もしてもらえるちゅーことやし・・・(^○^) 筏も予約済みやで、朝行けばエエんやけど、家やと寝つかんもんな。他の皆は、朝に鳥羽の餌屋で待ち合わせして来るらしいけど、うちはどうもさんとランデブーで前夜のうちに移動。久居釣具で餌買って、いつもの道を走って、相差の手前を右折し千賀へ。初めてやけど、何とかたどり着けた。先客が居るんで、その隣へ並べて車を停める。渡船場は何処やろ?暗くて判らんけど、まぁ、皆来るんやで、心配せんでもエエな。さぁ、寝よ。(_ _).。o○
で、5:30起床。ぞくぞくと皆が集まってきた。今回の例会へは17人の参加。一般の釣人もよーけ居るで、全体では、50人近いんかな。おっ、満さんもやってきた。この前のMFG大会でもお会いしとるけど、何かオーラが漂っとんな。(^^ゞ 6:30集合やけど、早い内に勢揃いしたようや。雑談しながら、明るくなるのを待つ。今日はTV撮影も入るんで、杉下会長は準備に忙しそうや。
時間になって、先ず釣座の抽選、挨拶、説明を聞き、いよいよ、満さんから団子の講習会や。これは大変参考になった。
例えば、よく使われるマルキューの【三重チヌ】は、比重があり、非常に素直に割れ、それだけでも十分集魚力がある使い易い団子やけど、それに集魚を期待し【チヌパワー】、【アケミパワー】を混ぜ、団子が割れないと言う人がいるという。そりゃ、そうや、【チヌパワー】、【アケミパワー】も粘りがあるで、混ぜたら割れにくくなるに決まっとる。【チヌパワー】等を追加するなら、バラケも考え【荒引きサナギ】を入れる必要があるということ。何も考えずに混ぜると、【三重チヌ】の良い所を殺してしまう。団子が10秒で割れ、その後10秒でチヌに食わさねばならない時に、団子が割れるのに20秒、30秒と掛かっていては、到底数釣りは望めない。どんな団子でもそうやけど、長所、短所を考え、各材料の比重、集魚力、粘り、成分について、もっと考えて使う必要があるとのこと。前回のMFG大会での工藤さん、太郎さんとの話でも感じたけど、名手と言われる人達は、団子に限らず、一つ一つのことに妥協は許さない。うちも見習わなければと強く感じやした。(^^ゞ さぁ、いよいよ渡船や。既に7:00、一般の釣人は渡船が終わり、桟橋が空いたんで、うちらも荷物を運ぶ。
場 所 千賀(千賀漁協) 6号筏
大会参加者 所属クラブの面々他で17人
釣 座 渡鹿野島向の真中
同乗者 大西 満さん、どうもさん、三浦さん、k兄弟(弟)さん、内布さん
全体の人数 50人位
天 候 晴れ
北西風
潮 流 釣座に対し前後の流れ。それ程速くはない。
海 上 ウネリ無し
刺し餌 シラサエビ4杯、アケミ貝1K、沖アミLL1ブロック、コーン
撒き(寄せ)餌 冷凍アケミ貝2K、活サナギミンチ(荒)3パック、シラサエビ
ダンゴ マルキューの【三重チヌ】をベースに【深場大チヌ】【大チヌスペシャル】【粗引きサナギ】【活サナギミンチ(荒)】を混ぜたもの。

*【活サナギミンチ(荒)】は、往来からある【生サナギミンチ】とは別物。【生サナギミンチ】
は湯通ししたサナギやけど、【活サナギミンチ(荒)】は、生そのものをミンチにして冷凍してあり、チヌの寄りは格段に違うとのこと。山本太郎さん、工藤昇司さんも絶賛!
(2001/12月号チヌ倶楽部参照)
フカセ仕掛 竿 自作元竿にがまちぬカセイカダスペシャルの穂先の組み合わせ 1.5m
ハリス 1号通し(トヨフロンLハード)
オモリ 無し(完全フカセ)〜2B
がまかつヴィトム6号(スレ針)
遠投仕掛 竿 がまちぬイカダ硬調 1.5m
ハリス 2.5号通し(トヨフロン Lハード)
オモリ 3号中通し
がまかつ改良チヌ6号
7:15
〜7:30
2隻の船で渡船開始!例会メンバーは、6号、7号、17号の3つの筏に分乗。うちは抽選の結果、6号筏で満さんと一緒。(^○^) どうもさん、K兄弟(弟)さん、三浦さん、内布さんも同じ筏や。筏は少し幅が狭くて6人やといっぱいやな。筏に上がると、先ず抽選番号順に釣座決め。うちは最後やったんやけど、渡鹿野島向の真中に決めると、最後に満さんが、うちの右側となった。うわぁ!嬉しいけど緊張するな・・。(^◇^;)
7:30
〜8:00
早速、準備に取り掛かろうとした時、後でどうもさんの「やってしもたぁ!」の声に振り返ると、何でも上着のポケットのチャックが開いてて、かがんだ拍子に中に入れてあったデジカメを海に落としたらしい。何といいましょうか・・・勿体ないけど・・・たとえ回収出来てもアカンわなぁ。(^◇^;) どうもさんも朝からツイてないけど、気を取りなおし準備に掛かる。さっきの講習を思い出しながら団子を作る。今回の団子レシピは基本的に参加者全員一緒。(今回は、マルキューさんにご協力頂きました。m(__)m) 【三重チヌ】をベースに【深場大チヌ】【大チヌスペシャル】【荒引きサナギ】を混ぜ、状況に応じ【活サナギミンチ】を混ぜ込んだり、アンコにして使用。う〜ん、かなりの贅沢団子や。(^◇^;)
満さんが、うちの団子(パサパサ)を見て、「もう少し水入れた方がエエな。」と言われるんで、満さんの団子を触らせてもらい、同じようなボソタッチに仕上げる。満さんはエビ使いやで、もっと軟らかい団子やと思ってたんやけど、これは意外やった。シラサエビとアケミ貝を荒割したもの団子に包み、数個投入。右の満さんをチラチラ見ながら、完全コピー。(^^ゞ それから仕掛けの準備や、今回もエビ主体の釣りやで、1号ハリスの細仕掛けで挑む。針はヴィトム6号。
8:00
〜9:00
釣り開始!針にエビを付け、活サナギミンチと、シラサエビを数尾、団子に包んで落とす。白い筋が少し斜め下に入りながら下りてく。これじゃ潮上やな・・。団子が着底して数十秒、ん、なかなか割れへん・・・満さんは、10秒で割れって言うたでな・・・失敗や。やっと団子が割れても刺し餌には触らへん。握り加減を調整して再投入。今度はうまい具合に割れたけど、アタリは無い。先ずは寄せやな。うちも満さんの打ち返しペースに遅れやんよう、付いていく。しかし、満さんの釣っとる姿は格好エエなぁ。思わずカメラを構えてしまう。(^◇^;)
しかし打ち返しても、打ち返してもエサトリすらアタらん。皆一緒や。でも満さんは、合わせてるんで、アタリがあるのかと聞くと、アタリは無いけど、エビが付いたまま上げると、仕掛けがヨレるんで、餌切りをして巻いているらしい。空合わせは、アカンと思とったけど、関係ないんかな。ま、チヌが居らん状況では関係ないわなぁ。
9:00
〜10:00
打ち返しながら、色々と満さんに質問を浴びせると、一つ一つ丁寧に答えてくれる。何かもう釣れやんでもエエかな・・・世間話も交えながら、釣れやんけど楽しい時間。今日はこれだけで満足やな。(^○^)
10:00
〜10:20
7号筏の大チヌモドキさんに電話をしてみるが、状況は同じでエサトリも居らんとのこと。でも17号では、既に2枚釣れたらしい。
そういや、相差にはJunshoさん、沖一文字さん、ポン太ちんさんが、行っとるんやけど、あちらも状況は厳しいらしい。それでもJunshoさんはチンタを釣ったようや。いざとなれば、こっちから超遠投でも・・(^^ゞ こっちからは、相差の筏がよく見える。相差から千賀は、あんまり見えやんのやけどな。
10:20
〜11:00
ついに待望の団子アタリが出始めた。団子を触る程度やけど、少しは好転したかなぁ、と思てたら、左側の三浦氏が竿を曲げた。チヌっぽい引きやったけど、残念ながらこれはヘダイやった。それでも何も釣れやん、うちに比べたら・・・(-o-;)
西風が強くなってきて、やり辛い。まだ背中から受ける風やでマシやけど。
11:00
〜12:00
満さんも黙々と打ち返しとる。見てると、時折アミエビも団子に混ぜ込んでる。少しでもエサトリを呼び込もうとする作戦やな。うちは、我慢出来ずに早くから混ぜてたけど、満さんもアミエビ混ぜるんや。(^^ゞ
団子アタリは小さいけど、相変わらず続いとる。正体は何やろ?ボラとも違うような気がするが・・。こっちから17号が見えるんやけど、好調に竿を曲げとるなぁ。ボラも釣っとるけど、チヌも居るようやな・・・うらやましい。満さんが、弁当を食い始めたんで、うちも食おかな・・・。←何でもマネ。(^◇^;)
12:10
〜12:30
ちゅーことで昼メシにする。前方の筏を見ながらメシ食ってると、その釣人が突然チヌを釣った。チンタやけど、もしかして時合?のんびりメシ食っとる場合とちゃうな。慌ててメシをかっ込む。
12:30
〜13:00
しかし状況は変わらん。どうもさんは、たまにアイゴを掛けとるけど、魚の活性はイマイチや。
満さんが、釣らんようなら、うちらに釣れる訳ないわな・・・。(ーー;) しかしこんなに厳しいとは。反面、17号は好調に釣れ続いてるようや。
13:00
〜14:00
満さんと7号筏の杉下会長が、17号筏へ移ることになった。今回はTV撮影やで、やっぱ釣れやんのでは、絵にならんもんな。うちも一緒に移りたいけど、しゃーないか。(^◇^;) 餌はエビ以外にもローテーションしとるんやけど、全くアカン。エビでダメでも丸貝で食う時があるんやけどなぁ。下にはチヌ居らんでぇ・・・(-o-;)
14:00
〜15:00
ぼちぼち丸貝タイム?と思て遠投仕掛も出して丸貝で前方も探るけど・・・。全っ然アタり無し!(ーー;)
でも後側で釣ってた、内布さんが、チンタをGET!やっと、うちらの筏にも時合がきたかぁ・・・と思たけど単発や。
さらに風も強くなってきて、寒なってきた・・・。
15:00
〜15:30
やっぱ、アカンなぁ、と半ば諦めムードになりかけた時、今度はどうもさんが、エビでチンタをGET! 流石!何処来ても釣るなぁ。(^^ゞ またまた気合が入るんやけど、それっきり・・・。
15:30
〜16:30
チンタは諦め、丸貝での良型狙いに的を絞って、探りまくる。と、「クッ」、「クク」って感じのアタリがあったんやけど、焦ってしまい、早合わせで、素針を引いた。(>_<) 結局アタリはそれっきり。
釣果 坊主(>_<)
エサトリ達 無し
総評 結局、17号筏の政さんが、チンタを6枚釣って優勝!\(^o^)/ その他にも40オーバーを水面でバラシたらしい。同じ筏のkurdai55さん、てっちんさんももチンタを数枚GET。
途中から、17号に移った杉下会長はチンタを6枚、満さんも当然釣ってた。聞くと、政さんが満さんに、「アタリエサは沖アミです」と言う「ほうでっか・・」と言いながらいきなり、シラサエビでポンポンと釣り上げたらしい。これには、筏上の皆が驚いたとのこと。流石、エビ使いの満さんや!q(゚O゚)p OH!! 満さんは、釣ったあとTVレポーターの女の子の指導にあたり、お陰でレポーターの女の子もチンタをGET!何だかんだと言いながら、17号筏は20枚くらい釣れていた。
それにひきかえ・・・6号は2枚、7号は無し・・・(ーー;) まぁ、会長も満さんも釣れやんだ筏やで、仕方が無いかぁ。
釣果は散々やったけど、満さんと同じ筏、それも隣同士で釣らせて頂きメッチャ楽しい釣行でした。団子の講習もやけど、他にも色々なことを教わりました。満さんは、今はインターネットやってないらしいけど、これから始めたいとのこと。いつの日か、掲示板に出てきてくれるとエエなぁ。(^o^)
釣れやんだんで、【活サナギミンチ(荒)】の威力は判らんだけど、確かに匂いも強いし、効果あるやろな・・また次回試しますわ。
ちゅーことで、千賀初挑戦は惨敗やったけど、リベンジは・・・止めときます。(^_^;)

P.S この日の模様は、三重TVの「フィッシングポイント」で放送されます。
↑エビ使いの名手! 大西 満氏 ↑相差の渡船場が・・・よく見える。(^_^;) ↑k兄弟(弟)氏
↑三浦氏 ↑お見事!内布氏 ↑流石!どうも氏
↑満さんとσ(^o^) ↑懇親会にて( ^_^)/□☆□\(^_^ ) ↑見事!優勝の政さん
満さんから穂先も頂き、羨ましい〜〜〜(^.^)


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