2002年釣行記

2月4日(小潮干潮 17:02  満潮 10:23
須賀利(川村釣りセンター)筏

 

今年に入って坊主街道驀進中。チヌどころか、まだエサトリすら釣ってない・・・釣れたんは、ヒトデにタコ。去年の相差は、この時期もよく釣れたんやけど、今年はどうもイマイチ・・・あれだけアタリが無いと、再度・・って気持ちがねぇ。(^◇^;) と釣行場所を模索しとったら、どうもさんが、2/2に尾鷲の賀田で、何と実寸56cmの大型を釣り上げた。夕方17時を回ってから、遠投にきたらしい・・・こんな大型釣ってても釣りとしては面白くなかったとのこと。そのチヌ以外には、全くと言って良いほど、アタリ所か、気配も無かったのが、楽しくない理由。せやねぇ、アタリがあって気配を感じた時のドキドキが堪らんのやもんんあぁ・・・。 ちゅーことで、この時期の割りには、エサトリも多く、チヌも釣れるし、外道でマダイもよく釣れ退屈しないという、須賀利への釣行を計画。前日も貴さんが釣行しており、本命は無かったものの、マダイが5,6枚釣れたという。その数日前には、K兄弟(弟)さんが、40cm級のチヌにマダイを多数という釣果。当然チヌ狙いやけど、マダイも少し嬉しい。(^^ゞ 渡船屋は、須賀利に何軒かある渡船屋の中でも、新たに昨年秋より、筏を設置した【川村釣りセンター】さん。釣行2日前に、「先日釣れたK兄弟(弟)さんと同じ筏でお願いします。」と予約を入れた。初めての場所へ、一人での釣行やで、まずは情報収集や。何人かの釣友は、ここの常連の域に達してるんで、情報には事欠かない。(^^ゞ
エサトリも多そうなんで、ボケもいつもより多めに40尾予約。何でも水深は30mという深場なんで、団子も工夫せなアカンな。砂を多めに入れて、少し粘りを出すのに、アミエビかチヌパワーで調整したらエエやろ・・。ラインは・・・どーしよ、とりあえず大型狙いやで3号巻いとくか・・・ま、一通り持っとるで、現地で考えよ。
早めに出発しよと思とったんやけど、結局0時半や。さらに久居釣具で、先日のどうもさんの魚拓を見て、大将と話しこんどったら、1時半になってしもた・・(^◇^;) R42を走り、大台町までくると、えらい霧や。途中でコンビニ寄りながらも、意外と早く、3時20分に到着。家から108kmや。思ったより近い?!渡船場が、よく判らんけど、たぶんココやろ・・ってとこに車を停めてサッサと寝る。
少し明るくなりかけた6時過ぎに起床。着替えて外をウロウロしとったら、船頭さんが現れた。どうやら兄弟でやってるようや。意外と若い?!うちと同じ位かな。(^^ゞ 手際よく荷物を船に積んでもらい、最近の釣況やら話をしとったら、相差での60UPを知っとった。誰か言うた? ここでも誰かはやく60UPを釣って欲しいとのこと、「任せなさいっ!」( ̄^ ̄) ホンマここらやったら60UPどころか、70UPのチヌも居るやろな。さぁ、ボチボチ出発の時間が近づいた。今日の釣り客はどうやら、うち一人だけのようや。須賀利のチヌ一人占め?!(^m^)
場 所 須賀利 【川村釣りセンター 筏
同行者 無し
釣 座 向き
同乗者 無し
全体の人数
天 候 晴れ
北西風
潮 流 ほとんど流れない
海 上 ウネリ無し
持参エサ ボケ40尾、アケミ貝1K、沖アミLL1ブロック
+前日釣行の貴さんに頂いたボケ9尾、貴さんおおきに!m(__)m
寄せ餌 アミエビ(小)を団子にアンコ
ダンゴ 米ヌカベース、粗挽サナギ、押し麦、砂、、生サナギミンチ、潰した沖アミを混ぜてボソボソに仕上げたもの
フカセ仕掛 竿 がまちぬイカダ硬調 1.5m
ハリス 3号通し(トヨフロン チヌ筏・カカリ)
オモリ B〜5B(針上10cm)
がまかつ改良チヌ6号
6:30
〜6:50
うち一人だけで出船!約5分程で、養殖コワリ群の端にある、筏へ到着。筏は陸寄りと、沖側に計2基、共に水深は約30m、陸側の方が、2mくらい浅いらしい。うちは最近、実績のある沖側の筏に降ろしてもらった。船頭兄弟に、ポイント、時合い、餌、パターンを教えて貰う。やはりマダイが多く、団子にもアタックしてくるらしい。マダイの中にチヌが混ざるので、マダイのアタリやと思っても掛け合わせて欲しいとのこと。時合は朝と夕が良く、餌は沖アミ、ボケで実績がある。ここの船頭さんは、去年、筏を開設してからチヌ釣りにハマってしまったようで、実釣を伴った説明はメチャ参考になるわ。(^^ゞ
船頭さんの指示で、養殖コワリ向き(東向き)に釣座を決める。
6:50
〜7:20
さぁ、準備、準備!
アケミ貝を一握り、釣座の前に落として、潮流を見てみる。底潮はどーか判らんけど、ほとんど流れてへんようやな。30mやけど、団子の上撒き大丈夫やろか?まぁ、これだけ緩けりゃ、見当違いにもならへんやろ。【チヌ大好物】を1袋分、丸めて竿下へ落とす。それから団子や。いつもの団子ベース(米ヌカ、荒引サナギ、押し麦)に比重を稼ぐ為に砂を多めに混ぜる。砂が多いとサクくなって割れてしまうんで、アミエビを練り込んで、粘りを出した。アケミ貝の荒割り入りの団子を5個落として、仕掛けの準備に取り掛かる。
7:20
〜7:45
よっしゃ!釣るでぇ!(^○^) ボケを団子に包んで、第一投!スルスルと糸が出てゆく・・・と思ったら急にスピードが落ちた。ありゃ、途中で割れてしもた。仕掛けを回収して、今度はしっかり握って再投入。バッチリ底まで届いたけど、今度は、なかなか割れへん(ーー;) これだけ深いと加減が難しいな・・。しばらく待って、団子が割れてもアタリは無し。回収するとボケの腹が吸われとる。ハゲ?の仕業か。数回繰返すが、アタリが判らん・・・けど何かは居るな。しかし団子が着底するのに、80秒位かかる・・浅場に慣れとるで、これがじれったいわ。
7:45
〜8:15
沖アミにすると、何も触らんけど、ボケは時々、腹が吸われる。団子の割れ具合に苦戦しながら打ち返してると、ついに団子アタリ?がでた。でも「ゴンっ」って一回だけ・・・。何やろ?でも久しぶりの団子アタリがメチャ嬉しい。やっぱ、これが無いとな。(^^ゞ 朝飯にカップ麺を食いながらも打ち返すが、団子アタリは続かへん。
8:20
〜8:40
船頭さんがやってきた。「割って撒いてぇ!」とイガイを持ってきてくれた。おおきにぃ!m(__)m 手前の筏へも飼い付けの為にイガイを撒きに来たようや。熱心やねー。(^^ゞ
RRR・・・大チヌモドキさんよりTEL、いつもの定時連絡やね。しばらく大チヌモドキさんは、しばらく禁欲生活しとるで、気になってしゃーないんやな。
8:45 電話を切って、穂先に出たアタリを合わすと、何かが乗ったけど・・・ハゲでした。でも27cmの良型ハゲや!土産にはエエね。(^○^)
しかし今日はメチャ天気がエエ。風も緩いし、暖かい。
9:00
〜10:00
ボケの腹を吸うのは、ハゲやと思うけど、アタリが判らん。色々試してみよ、と完全フカセにしてみたり、中通し仕掛けにしたり、ラインも1.5号に替えたりと試行錯誤。どれもイマイチやなぁ・・・ラインは、1.5号の方が、穂先に負荷が掛からんでエエ感じやけど、【がまちぬイカダ(硬調)】やったら3号ラインでも十分なアタリのストロークは確保できるようや。
10:05
〜10:15
団子アタリの後、穂先が「クゥ」と押さえた、即座に合わすと、バッチリ針掛かり。久しぶりの引きを堪能しながら、余裕のやり取り!水深がある分楽しめるし、障害物が無いんで楽やなぁ。吉田正利さんやないけど「チヌに変われぇー」と念じたけど、残念、赤でした。(^_^;) でも45cmの良型マダイやで、家族は喜ぶな。(^○^) 参考までに餌はボケ。
10:15
〜11:00
かなりエエ雰囲気になってきた。せっせと打ち返す。んやけど団子の割れ具合がイマイチや・・・水深があると難しい・・・(ーー;)
RRR・・・今度はSHINさんから電話。その昔、須賀利で筏を憶えたSHINさんやで、須賀利の様子は気になるようやな。状況を説明すると、週末に早速、釣行計画を立てるとのことや。(^^ゞ
11:00
〜11:30
時々、団子アタリはあるけど、ボケは吸われるだけ・・沖アミやと全く触りもせん。打ち返しを続けると、団子アタリの後に、またもや「クゥ」と押さえた。背伸びするような感じで大きく合わせる。針掛かりした魚は、さっきより少し引きが弱いかな・・って感じで鯛っぽい。多分、赤やなぁ・・と思いながら、海面を覗きこみながら巻き上げると、やっぱ赤!でも今度はチダイの41cm、マダイより銀とピンクのグラデーションが綺麗や。(^^ゞ
11:45
〜12:00
見回り船がやってきた。赤が2枚釣れたと伝えると「チヌの気配は?」と聞かれたけど、「どうやろねー」と言ったものの、よー判らん。(^_^;) 船頭さんが言うには、今が潮止まりらしい。けど「潮なんて朝から止まったままやで・・」(^◇^;)
船頭さん 「午後からも団子アタリを出させてもうて、また【山場】を作ってもろたら(チヌ)釣れると思いますんで。」
σ(^_^)  「頑張ります!」
【山場】って言葉が、何かエエね。(^^ゞ
12:05
〜12:20
RRR・・・今度は、kurodai55さんや。昨日、ここの陸寄りの筏へ乗って全くアカンだとのこと。「赤が2枚」っていうたら羨ましがっとったな。赤で羨ましがられても・・・夕方には、黒いので羨ましがらせねば・・( ̄^ ̄)
kurodai55さんの電話を切ってすぐに、今度はK兄弟(弟)さんから電話。K兄弟(弟)さんは、ここと相性がエエもんなぁ。年無しも釣っとるし・・・今は魚の気配が無くなったというと、いつも昼間はそうだとのこと。ちょっと安心。(^。^) 激励をもろて電話を切った。
12:20
〜12:40
さぁ、そろそろウドンも煮えた!メシにしよ。でもその前に団子(イガイ入り)を10個程落としておく。ウドンを食いながら辺りを見回す。養殖コワリが沢山あるで、マダイも多いけど、チヌもよーけ居るんやろなぁ・・そういや、午前中にコワリに餌をやりにきとったけど、各コワリに一人づつ降りて、1時間程かけて手で餌をやっとった。他所のコワリは、自動餌やり器やのに・・・えらい手間やな・・と思とったら、あとで船頭さんに聞いた所、須賀利の鯛は、養殖鯛でもブランドもんらしい。それだけ手間暇かけるんやね。納得!(^^ゞ
12:40
〜12:50
ウドンを食い終わって再開。でも全然アタリなし。吸うヤツも居らんようになってもた。
RRR・・・tomさんから電話や。引本がHGのtomさんも気になるわけね。大丈夫!赤いのばっかですぅ!(^◇^;)
続けてRRR・・・今度は貴さんや。(昨日、余ったボケを残しておいてもろた。)おおきにぃ!m(__)m 昨日、貴さんは、午前中に赤いのが5,6枚釣れたとのこと。まだ赤いの2枚ですわと言って電話を切った。
12:50
〜13:30
アタリが無い・・・(ーー;) 水深がある分、どうしても手返しも減る・・・団子消費量も少ないで、寄らんのかな。夕マズメに向け、またまた団子(沖アミを潰したものをたっぷり入れた)を10個程空打ちする。
13:30
〜15:00
風が急に強くなってきた。さすがに風が吹くと少々寒い・・・。海の中も寒いんかぁ・・・全然アタリがあらへん・・・。
15:00
〜15:30
RRR・・・またまた大チヌモドキさんから電話や。「赤いの2枚ぃ!」と言ったら、「黒いのは?」 釣れとったら真っ先に言いまっせ!(ーー;)
RRR・・・続けて、今度はどうもさん。未だですわぁ。と伝える。聞く方も、「釣れてないっ」て聞くとガッカリするけど、「爆釣っ!」て言われても口惜しい?!なかなか爆釣って言えやんなぁ。(^^ゞ
15:30
〜16:10
久しぶりに団子アタリ!でもサシエには触らへん。その後は、また団子アタリも無くなった。通りすがりに、小突いただけか・・・。
16:15
〜16:30
団子アタリの後、「クッ」と穂先が入った。すかさずアワセを入れたけど、素バリを引いた。くぅー残念。(>_<) もっと送り込むべきやったかなぁ・・・。気を取りなおして、打ち返しを続ける。
16:30
〜16:35
またまた団子アタリの後の押さえるアタリを大アワセ!今度は針に掛かった。引きからすると、40cmオーバーはあると思われる、真鯛?チヌ?どっちやろ?と思いながら引きを楽しむ。(^^ゞ 半分以上巻き上げて、もう少しで姿が見えそうな所で、痛恨のバラシ!!(>_<)あとちょっとやったのにぃ〜〜悔しいぃ〜〜〜。針ハズレやったけど、何でハズレんの?アワセが甘いんかなぁ。水深がある分、糸の伸も多いし、糸フケもあるわな。ちなみにこれも餌はボケ。
16:40
〜17:00
すぐに次の団子を投入するとまたアタリ!これは焦って早アワセしてしもた。納竿時間が近づいた時にアタリがあると焦る・・・。(^◇^;)
17:00
〜17:40
迎えの船がやってきた。慌てて片付けよとすると、未だ釣っとってもエエよ・・・とのこと。お言葉に甘えて、そのまま続けると、団子アタリが激しくなってきた。しかしサシエには触らへん。団子が割れてから、しばらく待つけど、アタリ無し。船頭(弟)さんが、隣にきて、色々と話掛けてくる。かなり、筏チヌにハマってる様子。喋りながらも穂先を見つめる目は真剣や。(^^ゞ だいぶ延長して貰ろたけど、結局アワセるようなアタリは無く、納竿となった。
釣果 坊主(T-T)  これで3連続・・・
エサトリ ハゲ、マダイ、チダイ
総評 残念ながらチヌは釣れやんだけど、久しぶりに魚の引きを堪能し、楽しい釣りやった。(^○^) 唯一夕マズメのバラシが悔やまれる・・・姿は見てへんけど、チヌのような気がして・・・←欲目か。(^◇^;)
今回は、水深30mという深場の初体験やったけど、色々勉強になったな。さすがに30mも糸をぶら下げとると、その重さ、潮流の抵抗は相応なもんで、軟らかい穂先ではアタリを取るストロークが無くなってしまうし・・・。浅場に比べれば、ラインの伸び、糸フケも大きいんで、アタリが小さくなるのも必至。アワセもやけど、水深があると、ラインが伸びるんで、アワセも効き辛い。立ち上がる位の大きいアワセが必要やね。(座ったまま)思いっきりアワセたつもりでも、ボケがそのまま針に付いてきた時は、閉口した・・(ーー;) 大きく合わすのは当然やけど、ラインも伸びの少ないものをセレクトした方がエエか。まだまだタックルについては一考の余地あり!やね。それと団子も割れ具合の調整が難しい。浅場やと、握り加減だけでも、いけるんやけど・・・コンスタントに深場を攻めるなら、団子も市販品を使った方がエエかも知れん。団子を自分で配合すると、出来上がりにバラつきがでるし、砂も粒の大きさが違うだけでも割れ具合は変わるもんな。信頼出来るメーカーの(品質の一定な)団子を使い慣れた方がエエな。今回お世話になった【川村釣りセンター】さんの筏は、トイレは当然やけど、筏の真中には、テントがあって、雨宿りや日よけもバッチリ!またベンチも設置してあるし、大きいスカリも常設。いたせり尽くせりや。(^○^) 船頭兄弟も、メチャ親切で、飼い付けも熱心。年無しもかなり釣れているとのこと。また船頭兄弟もチヌ釣りが大好き!ときとるで、これから釣り場としては、面白くなっていくと思われる。筏開設が、去年の秋やし、1年通してはどうか?非常に興味深いな。2月も中旬になると、マダイの乗っ込みも始まり、船釣りでは、80、90cm級のマダイも釣れるとのこと。筏の設置場所もマダイの通り道なんで、巨マダイ狙いも面白いかも・・・(^^ゞ
寒い冬の釣りやけど、非常に楽しい1日でした。今度こそっ、チヌを釣らねば!( ̄^ ̄)

問い合わせ先
【川村釣りセンター】
尾鷲市須賀利町309-22
電話 05972-6-2351 携帯 090-4086-0518
(筏2基、団子桶常備)
↑トイレ、テント、ベンチを装備 ↑陸よりの筏を望む


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