2002年釣行記
12月4日(大潮)干潮 11:44 満潮 17:21
相差(相差海釣りセンター)湾口カセ→3号沖筏
前回の年無しの引きが忘れられず・・振休を取っての平日釣行を決行。最近の相差は、筏の大型は少し渋っとるようやけど、湾口カセでよく釣れ始めたようや。中型チヌが数釣れて大型も混じるようでメチャ楽しみ。(^^ゞ で、前夜仕事から帰宅するともう22時過ぎ。慌てて準備して飛び出し、いつものように久居釣具へ・・・あ、忘れとったけど久居釣具は今、仮店舗で営業しとるんやった。店舗を建て直して来春に新規OPENとのこと。(^^ゞ ちなみに仮店舗は今までの店舗の向かいにあります。餌ちゅーことで餌を買って出発。相差までの道中、1年前の60UP(2001/12/3)の事を思いだしながら走る・・・さすがに鮮明に憶えとるな・・・60とはいわんけど、今日もデカイの欲しいなぁ。 色々と明日の釣りをシュミレーションしとる間に相差へ到着。まだ誰も来てないようや。荷物を船に積んどったら雨が降ってきた・・・いややなぁ、この時期の雨は特にいやや。朝には上がるとエエけど・・天気予報では雨やでな・・・とりあえず寝よ。(_
_).。o○ 6時に起きると表は大雨や・・(-.-) お客はうち以外には2人組だけ・・・水曜やで空いとるとは思たけど、3人とは・・・水曜の常連、pm3時までさんもお休みやね。今日は風が東南東やで、ウネリが入りそうやな・・前回は筏でエエ思いしたけど、最近はポツポツと沖カセも釣れ出したもんでカセもエエなぁ・・でもウネリがなぁ・・・と考えとったら、大将が「カセ行けそうやな・・・やってみ・・・」と。(^^ゞ |
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場 所 | 相差海釣りセンター 湾口カセでスタート、海が荒れて10:30に強制撤収。 3号沖筏へ |
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釣 座 | 湾口カセ:安乗向き 3号沖筏:渡鹿野島向きの左側 |
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同乗者 | なし | |
全体の人数 | 3人 | |
天 候 | 雨のち曇り | |
風 | 東南東風 | |
潮 流 | 釣座に対し左右の流れ。潮流は緩い | |
海 上 | ウネリ高い | |
持参エサ | ボケ×30尾、沖アミLL1ブロック | |
ダンゴ | 【三重チヌ筏】団子+米ヌカ+粗挽サナギ+押し麦+圧延コーン+カキガラ+砂+沖アミスライスを混ぜてボソボソに仕上げたもの。 アンコは、沖アミスライス、アミエビを状況に応じ。 |
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仕 掛 | 竿 | がまかつ がまちぬイカダ硬調 1.5m |
ライン | 湾口カセ:1.5号通し(東レ トヨフロン チヌ筏・カカリ) 3号沖筏:2号通し(東レ トヨフロン チヌ筏・カカリ) |
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オモリ | 無し、ガン玉B〜5B、1号(針上5〜100cm) | |
針 | がまかつ改良チヌ4号、6号 | |
6:40 〜7:20 |
出船!筏の横を通って全員沖カセへ。うちは沖から2番目のカセ、2人組は先頭のカセや。沖カセも久し振りやなぁ・・・こんなに間が空いたんも。大人しい所ばっかで釣っとったで、沖カセに耐えれるやろか・・・ちと心配や。(^◇^;) 相差の沖カセは的矢湾の湾口にあるんで、ウネリが入り易いんさな・・・今日は東南東やでなお更や。ここは目の前に太平洋が広がって・・景色は最高なんやけどね。(^^ゞ すでに少しウネっとる・・・念の為に酔い止めを飲んだんやけど・・早速仕掛けの準備を済ませ、団子を混ぜてたら・・アカン・・団子の臭いとウネリで・・気持ち悪ぅなってきた。(x_x) 船酔いには慣れたつもりやったけど、久し振りの沖カセはやっぱキツイわ。20分程全てを放棄・・・(+_+) でも・・・このままでは何しに来たんか判らんでな。気合入れて釣るかぁ! | |
7:20 〜7:30 |
あ〜〜気持ち悪いわぁ・・ホンマ。(^◇^;) 意を決して針に沖アミを刺して団子に包んで落とす。潮は緩いようやな・・団子が着底して沖アミが抜けると「フワフワ」としたアタリ・・チヌ?しばらく待ったけど、押さえ込みは無い・・仕掛けを回収すると沖アミの頭が取られとる。やっぱチヌっぽいな・・・。もう一回沖アミで団子を投入。団子が割れるとさっきと同じような「フワフワ」としたアタリがでた。今度は大合わせをくれてやると、バッチリ針掛かり。クンクンと頭を振る引きが心地エエ!(^O^) チヌと確信して水深分の引きを楽しんで巻き上げると、33cmの本命や。(^^ゞ 2投目に釣れるとは・・ラッキー! | |
7:30 〜8:45 |
よっしゃ!早々にチヌを釣って酔いもどっかにふっ飛んだ!(^O^) ガンガン打ち返すでぇ! チヌは寄っとるようや・・でも食いは渋いな・・・団子アタリも出始めたけど刺し餌には触らへん。底トントンではアカンようやで、ハリスを長くとって30cm位ハワせてアタリを待つと、小さいながらもチヌのアタリが出た。これも沖アミで38cmをGET! その後も団子に触りにくるチヌが居るんやけど、刺し餌に触らんなぁ・・ハワせの幅をされに大きくとって何とか40cmを追加。これも沖アミやけど、ホンマに食い込まんな・・・クチビルの皮一枚に掛かっとるわ。 |
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8:45 〜9:15 |
かなり食いが渋いな・・チヌは居るのが判るだけに歯痒いわ。ウネリに合わせての竿操作は疲れるな・・・刺し餌が不自然に動かんように操作してると「チョン、チョン、チョン」と段階的に少し穂先が押えられた。ビシッと合わせると針掛かり。これはさっきまでのより一回りは大きそうな引きや。(^^ゞ 中層まで上げてきたたとこで穂先が天を向く。針外れや。きっちり刺さってへんだんやな・・良型そーやっただけに残念や。気を取り直して打ち返しを続ける。今度はボケで30cmを追加。でもホンマに食い込みが悪い。仕掛けにテンションが掛かかると「クッ」と前アタリのみで餌を離してしまうようや。 | |
9:15 〜10:20 |
今度はオモリを外して完全フカセの仕掛けで、団子を針上50〜100センチに握り付けて、団子をオモリ代わりに刺し餌をハワせるようにし、前アタリで団子が割れるようにしてみる。いわゆる【L釣法】やな。(^^ゞでも正統派は柔らかい団子やでな・・ボソボソの団子でLにしても落下途中で外れてバラけてしまうんで、うちは普通に握り付けてるだけやけど、団子の割れ具合を調整すればこれでもOKや。(^^ゞ これで前アタリの後、 割れた瞬間に「フワフワ」とした本アタリがでるようになった。10〜15分間隔でポツポツと29cm(沖アミ)、33cm(ボケ)、37cm(沖アミ)、30cm(ボケ)と4枚追加。(^O^) |
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10:20 〜10:45 |
開始から3時間で8枚のチヌがスカリに収まった。食いは渋いけど・・好調やな。(^^ゞ でも時間を追う毎に風が強くなって朝より相当ウネリも高いんやけど・・・全然平気やな・・チヌが釣れるちゅーのはエエ酔い止めやな。(^O^) と思とったら大将が来た。どうやら先頭のカセの二人組みは筏へ移動するみたいや・・・ん〜勿体ない・・・エエ感じやのに。大将が帰り際、「恐なったら電話せぇよぉ!」と言うとったけど、嵐がこようが・・帰らへんでぇ。(^^ゞ RRR・・・【おやぢ】さんから電話や。今日はメチャエエでぇ!とうらやましがらせとったら・・・あれっ、また大将が来た。 大将「おぉーい!白波立ってきたで、やっぱ危ないで筏に移ろっ!」 うち「・・・・・。」 大将「釣れとるんか?」 うち「今8枚!チヌ寄ってメチャエエ感じ♪」 大将「そーかぁ・・でも危ないで、移ろ。」 うち「・・・はぁ〜い。(T_T)」 ちゅーことで強制撤収!大将には逆らえん・・・しゃーないかぁ。でも残念。(>_<) |
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10:45 〜11:45 |
先の2人組は2号筏に乗っとるんで、うちは3号筏に乗せてもらう。前回(11/23)に年無し釣ったとこや。(^^ゞ 2号向きがエエという大将に素直従って釣座を決めた。とりあえず団子を10個ほど落しておいてから、ラインを1.5→2号に変更。筏はデカイのが居るし障害物が多いでな・・最低2号ラインが必要や。(チンタ狙い除く) 準備ができたら、オモリ無しでボケを落し込んで様子を伺う。中層からアタリが出たけど、正体はメバルや。チヌの気配はあらへんなぁ・・数回繰返して、団子で打ち返すことにした。でも底にはエサトリも全然居らん・・・ |
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11:45 〜12:15 |
カップ麺タイム。メシ食いながらも沖を見ては、そろそろ行けるんちゃうかなぁ・・・大将に電話してみよかなぁ・・・あ〜カセが気になるぅ〜〜。(^◇^;) | |
12:15 〜12:40 |
メシ食い終わったら眠くなってきた・・・(+。+) 少し寝よ・・・ うとうとしとったら、RRR・・・とMORIMORIさんや。午前中のカセの話しをしたら・・・明日にでも仕事休んで来そうな勢い。(^^ゞ ぜひっ!と薦めて電話を切る。これですっかり目が覚めた。さぁ、1時間程経ったし・・・そろそろチヌ寄ってへんかな? |
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12:40 〜13:50 |
ボケで落し込んでみる・・・居らん・・・何も居らん。(ーー;) でもそろそろ時合のような気がするで気合い入れていくかぁ。落と込んだり、打ち返しのピッチを変化させながら釣り続ける。でもエサトリも居らしボラも寄らへん。 | |
13:50 〜14:00 |
でも今日はもうチヌ釣っとるでな・・・余裕や。(^^ゞ のんびりとした気分で穂先を見つめていたら・・・突然、前触れも無く穂先が海面に突っ込んだ。反射的に腕を振り上げると竿は目の前で止まり、そのままグイグイと筏の下へ入っていく。おっしゃー!来たでぇ!チヌやこれは!竿を海中に浸けラインを出さずに耐える、筏の下は障害物だらけやで・・少しでも触れたら一貫の終わりや。短いポンピングを繰り返し少しづつ引きずり出して海面に現れたんは、一目で年無しと判るチヌや!でかッ!タモ入れは一発で決まり、早速メジャーを当てると実寸53.5cm(2.7kg)の年無しや。(^○^) ちなみに餌は沖アミ。とりあえず写真を撮ってからストリンガーに掛ける。そういや前回も14時に釣れたな。 | |
14:00 〜14:30 |
RRR・・・K兄弟(兄)さんや。今日は休みやけど釣りは行かずに家で穂先を削っとるようや。午前中のカセのこと・・たった今、年無し釣ったことを言うとメチャ悔しがっとった。(^^ゞ さぁ、今が時合やでな・・・穂先を凝視して釣りを続ける。少し団子アタリがある・・・団子に触るのはチヌのようなんやけど食いアタリが出ぇへん。 隣の2号筏、右側の人が、35cm級のチヌを釣り上げた。餌は沖アミでうちと同じように、突然穂先が突っ込んだとのこと。やっぱ・・チヌ居るやん・・と思ってたら、またまた2号の右側の人が45cm級をGET!今度は団子が割れてすぐにアタリがあったたらしい。やっぱ時合のようやけど、うちの竿下には何も居らん。 | |
14:30 〜16:00 |
【おやぢ】さん、サーフさん、夢追人さん、kurodai55さんから続けて電話を貰い、年無しGETの祝福を頂いた。(^^ゞ カセで数も釣れたし、筏でデカイのも釣れたし・・今日は大満足やな。それでもあと1枚で2桁やで・・・何とか釣りたいなぁ。 また団子アタリが出始めた。ボラのようやな・・・と思いながらも、らしいアタリを大合わせ!エエ引きや、これは良型かぁ。一気に巻き上げると・・・ボラやぁ・・チヌっぽいアタリにチヌっぽい引きやったんやけどなぁ。(^◇^;) |
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16:00 〜17:00 |
いよいよラスト1時間や。一番緊張する、集中できる時間やな。エエ雰囲気なんやけど・・・チヌのアタリは・・・ない。2号筏の左側の人が何か掛けたようや、引きからすると大きいようやけど、かなり前方へ走っとるな・・・ボラかぁ・・・と思って自分の釣りに戻ってたら、「チヌやぁ!」の声に振り返る。どうやらかなりデカイチヌのよう、焦ってタモ入れが上手くいかないようで・・・こっちも見ててハラハラしたけど、最後には無事タモに収まったようや。どうやら年無しらしい。 まだ居るやん・・・うちもラストスパートや。団子を打つのは止めて落し込みに専念する。でもアタリはなく・・そのまま納竿。 |
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釣果 | 9枚 | 29〜40cm×8枚、53.5cm×1枚 2.7kg (^ー^) |
エサトリ | なし | |
総評 | 今日は釣人全員坊主無し!2号筏は、35〜45cm×3枚と54cmの年無し!うちもカセで数は稼げたし筏で年無しは釣れたし・・・最高やなぁ。年無しが2枚もでて大将も大喜びや。(^^ゞ 強制撤収の時は、ホンマにがっかりしたけど、結果としては大満足!(^○^) 良型の数もやけど、年無しはやっぱエエねぇ・・・満足感が全然違うわ。でもあのまま沖カセで続けることが出来れば、かなり数は稼げたやろな・・・型もまぁまぁやし・・・いよいよ相差の沖カセの本領発揮って感じや。 今回も前回もやけど、やみくもに打ち返さず、時には餌の滞留時間を長くとった方が良いようやね・・・盛期と違ってチヌが餌に寄ってくるまでの時間が必要みたいや。団子アタリや前ブレもなく、団子が割れてから随分(5分以上)経っていきなり穂先が突っ込んだもんな。前回の年無しが釣れた時間は14時、今回は13時50分、昨年の12月に釣れた62cmも13時50分。この時期の相差、夕マズメは勿論やけど、14時前後が時合になるようやな。 ちなみに今回の年無しは大将測りやと56cm(≒拓寸)、体重は2.7kgで体高があるチヌやった。歯を標本にしたら、前回の年無しより一回り大きい・・・やけど歯並びが悪いチヌやったね。(^◇^;) あとこの年無しの胃袋の中身はほとんど無し・・団子も撒き餌の沖アミも全然食ってない。前回とは随分違うようやな・・・ちなみに沖カセで釣ったチヌは、団子(ヌカ、サナギ)を結構食ってた。 ということで、今回は沖カセでの中型クロダイの数釣り、浅場の筏での年無しを1日で楽しむことが出来て最高の一日や。強制撤収に感謝せんとな。(^^ゞ 今後の相差は、例年の実績からも筏での大型狙いは勿論、沖カセでの中型の数釣りも楽しめるはず。冬は紀東方面やと思い込んどる人は、ぜひ一度冬の相差へ釣行されたし!エエよぉ。(^_-)-☆ |