2003年釣行記

4月10日(小潮干潮 18:03  満潮 9:36
相差(相差海釣りセンター)沖カセ1号

 

 今回は【釣場速報 名人シリーズ】の取材ということで、名手大西満氏に同行することに。うち自身を取材してくれるそうなんやけど・・・迷人なら判るけど、名人とはちと荷が重い。(ーー;) 最近の相差は、よー釣れとるけど 結果を出さんことには記事にならんやろし・・・取材となるとメチャ緊張するな。それも満さんと一緒なんて・・(^◇^;)
あれこれとシュミレーションしながら取材前夜を迎えた。満さんは朝に来るって言うとったけど、うちはいつも通り前夜に行こ。(^^ゞ 準備をしてると、どうもさんからTEL、どうもさんも休めることになったんで相差へ出撃とのこと。ということで【つりえさのイワキ】で待ち合わせることに。22時に自宅を出発し餌を買って、どうもさんと無線で喋りながら相差へ向かう。24時に現着。まだ誰もきてへんようで、とりあえず荷物を船に積んで待合室でビール飲みながら喋っとると1台車がやってきた。常連の河合さんや。河合さんも交え、しばらく釣り談義に花が咲く。1時になったんで、それぞれの車へ戻って朝まで仮眠。(_ _).。o○
5時に目覚めると、車も数台に増えとる。天気はエエけど、少し風があるようや。しばらくすると、満さんがやってきた。ご挨拶を済ませ、満さんの荷物を積んでから待合所に。天気もエエし最近の好釣果に大将もご機嫌やな。(^^ゞ大将の「さぁ、準備できたら行こかぁ。」を合図に船に向かう。
場 所 相差海釣りセンター
沖カセ1号
釣 座 安乗向き
同乗者 大西 満氏
全体の人数 18
天 候 晴れ
北西風強い
潮 流 午前中はほとんど流れず。
午後は2枚潮
海 上 飛沫がかかる程、風波あり。
持参エサ ボケ×50尾、アケミ貝1kg、沖アミLL1ブロック
ダンゴ マルキュー【三重チヌ筏】+【大チヌスペシャル】+粗挽サナギ+砂+潰した沖アミ
を混ぜてボソボソに仕上げた。砂は多め
仕 掛 竿 がまかつ がまちぬカセイカダスペシャル 1.5m
ライン 1.5号通し(東レ トヨフロン チヌ筏・カカリ)
オモリ 無し、ガン玉B〜5B、1号(針上5〜100cm)
がまかつ改良チヌ4号
5:50
〜6:20
出船間際に到着した人も居ったけど、とりあえず準備のできている11人で出船。ほぼ皆、カセ希望のようや。どうもさんは、大阪チヌ研の人と2人で2番目のカセに、うちは満さんと先頭のカセに降ろしてもらう。ウネリは皆無やけど北西風がかなり強い。
さぁ、準備開始や。満さんは、最初は竿を出さないで取材に専念するとのこと。ん〜ずっと見られるんかぁ・・緊張するぅ〜。(^◇^;) 先ずは団子の準備やけど、今回はマルキューさんに協力して頂けるとのことで、事前にコレ【三重チヌ筏】とコレ【大チヌスペシャル】とコレ【荒挽サナギ】・・・とお願いしてあった物を満さんに持参して頂いた。マルキューさん、おおきに。m(__)m 団子の配合、仕掛けについて、満さんから質問攻めに。満さんには、理詰めで説明せんと納得してもらえんから・・・しどろもどろになりながら質問に答える。(^_^;)
準備も完了し、さぁそろそろ釣り開始と思ったら、満さんが忘れ物をしたとの事。丁度大将が2番船で来てたんで、それに乗って満さんは戻っていった。
6:30
〜6:50
満さんが、戻ってくるまで待つかと思たけど、まぁエエやろ・・とりあえず釣り開始。
ボケを団子に包んで竿下へ落とす。着底してから数秒で団子が割れると、すぐに穂先に変化が・・・でも今一合わせ所が無かったんで、そのまま仕掛けを回収すると、ボケの頭がカジられとる。しめしめチヌ居るな・・・(^○^)と、もう一度ボケを団子に包み団子を投入。団子が割れてからの穂先を神経研ぎ澄まして見つめる。「コッ」と前アタリの後、すこし押えた所で、大アワセ!バッチリ針掛かり。良型のようで、エエ引きや。水深があるとはいえ、ラインは1.5号やで無理はできん。慌てずにポンピングを繰り返すと水面にチヌの姿が見えた。一目で40cmオーバーは確実な良型や。(^^ゞタモ入れした途端、針が外れた。よく見ると針が開いとる。危なくバラすとこや。(^_^;) 最初、がまかつと違う針(細地)を使たんやけど、やっぱり心配やな・・・いつものがまかつ【改良チヌ】に替えよ。
 早速検寸すると、48cmの腹パンや。良型を釣ったという喜びより、坊主は免れたことにホッと胸を撫で下ろす。そうこうしていると、満さんが戻ってきた。「2投目で釣れました。」と満さんに伝えると、いきなりの良型登場に満さんも興奮気味やな。(^^ゞ
6:50
〜7:30
2枚目を狙って、打ち返しを続ける。その間も満さんから色々な質問を受けながら・・・アタリはあるけど、風も強くて、本アタリの確信が無くアワセるのを躊躇してると・・・「今の前アタリ?」、「さっきのモタレアタリ、何でアワさんだん?」、「団子割れとんちゃうの?」と怒涛の突っ込みが・・・(^◇^;) 仕掛けを回収する度にボケをカジられ、チヌが居るのは間違いないんやけど・・・満さんに見られてると、早アワセで素針を引くのを恐れて、どうしても待ってしまう・・今日のチヌは、活性は高いけどアタリは極小さいもんで・・・悪循環やな。(-.-) それでも何とか34cmをボケで追加。満さんからポーズに注文を受けながら、チヌを手に持ってハイチーズ!(^○^)
7:30
〜9:00
チヌは居るんやけど・・・なかなか追加できん。満さんからも色々とアタリを出す為のアドバイスを頂く。
沖アミはそのまま戻ってくるけど、ボケに反応がエエな。満さんの突っ込みに耐えながらも38cmを追加。その後も前アタリはあるものの・・・数を伸ばせず。(ーー;) あまりのていたらくに、遂に満さんも我慢の限界がきて、竿を出すようや。良かったぁ、これで少しはうちから目が離れる?!(^◇^;)
9:00
〜10:00
折角、満さんが竿を出したけど・・・既に時合が終わってしもたのかアタリが遠のいた。うちはボケで釣ったけど、エビ使いの名手満さんとしては、やはりエビで勝負したいようで、ひたすらエビで打ち返しているが、全くアタリが無いようだ。エビも悪いとは思わんけど、その時、釣れとる餌が一番エエように思うんやけどなぁ・・・と心の中で呟いてみた。(^◇^;)
10:00
〜10:45
潮も止まったようや。相変わらずアタリは皆無。でも時折、ボケの腹が吸われるな・・と思とったら、ハゲが釣れた。隣の2号カセに居る、どうもさんに電話してみると、既に8枚も釣ったそうや。ん〜ヤバイな、かなり差をつけられてしもた。(-_-;)
満さんがイガイを潰して撒き始めた。
10:45
〜11:30
満さんも色々と試行錯誤しとるようやけど、アタリは無い様子。うちもアタリはないけど、折角、満さんと一緒に釣りしとるんやで・・・・あれやこれやと質問しても、丁寧に答えて頂いた。満さんの話しは理にかなっとるで、理解し易いし、また実践的でホンマ勉強になるわ。(^^ゞ
11:30
〜11:45
二人で竿を休めて、昼食。
11:50
〜12:25
さぁ、腹も膨れたし再開や。何気に団子をオモリに握り、刺し餌(沖アミ)を外に出して落したら、着底してすぐに、団子アタリ?とも思えるアタリの後、「グッ」と穂先を押さえ込んだので、反射的にアワセた。するとバッチリ針掛かりし、34cmをGET!ん〜団子突ついとるのかと思ったら、刺し餌を食っとるんやな。(^^ゞ ヨシ、も一回と、同じように沖アミを出して落すと、この作戦が大当たり!ほぼ10分おきで、36cm40cm47cmをGET!(^○^) 「最後の釣果写真が楽しみやなぁ」と満さんもカメラを手に興奮気味や。
12:30
〜13:40
またアタリが遠のいた。潮はゆっくりと流れている程度。ラインを出して流してみるが、全然アタらん。
相変わらず北西風はメチャ強い。時折、カセにぶつかった波がシブキとなって飛んでくる。釣り辛いけど、ナギではいつも食い悪いもんなぁ。でももう少し緩くなってくれるとエエんやけど。
13:40
〜14:00
全くチヌの気配が無いとも思えやんし、もしかしたら、チヌは遠巻きにしとるんかもなぁ・・・団子に寄らんなら、こっちから迎えに行くか・・・と、もう1本竿を出して、ブッコミ仕掛で遠投して前方を探ってみる。そうしたら予想的中!数投目で38cmを追加。餌はボケ。気を良くして遠投しまくるけど・・・1枚のみで終わり。(^◇^;)
14:00
〜14:20
ふと横を見ると、遂に満さんの竿が大きく曲がった。引きからすると、かなりの大型?いつもながら鮮やかな竿さばきやなぁと見とれとると、満さん「ちょっと、引きがおかしいなぁ・・・ボラかもしれへんわ。」ボラの気配なんか、全然無かったし、そんなことはないやろぉ・・・と見てたら、あらら・・・ホンマにボラでした。満さんもニガ笑い。
14:20
〜15:30
潮は、上層は込み潮になってきたけど、底潮はほとんど動かず。釣り辛くなってきたんで、水中ウキを付ける。水中ウキというても【イカダ水中】というアンカー(オモリ)。普通の水中ウキの何が違う?というと、ほとんど同じやけど、筏釣り専用として開発した人(知り合いです。(^^ゞ)のこだわり。このアンカー、1個1個手作業の削り出しで、かなり複雑な形状をしとるけど、この形状がよく潮乗りもよく、先端のトンガリが、上方向への抵抗を少なくして、餌の有無も判りやすくなってるという代物。フィッシング【遊】、【アサヒ】各店で絶賛発売中!って別にうちは金もろとる訳やないけど、初の筏釣り専用水中ウキ、もとい水中アンカーなんで、皆さんもお試しあれ。(^○^)
あ〜でもチヌが居らん。
15:30
〜18:00
ウネリも出てきた。強風に二枚潮に、ウネリに・・・と三重苦やな。(-_-;)
全然アタリ無し。エサトリも居らん。周りのカセも似たような感じかな。まぁ、今日は釣ることができたで、満足やけど。
夕マズメを信じて打ち返すも、状況は変わらず。そのまま納竿となった。
釣果 34cm×2枚、36cm、38cm×2枚、40cm、47cm、48cm
エサトリ たまにハゲらしき気配あり・・
総評  取材は成功ということで、とりあえずホッ・・と胸を撫で降ろす。(^◇^;)
満さんは無かったけど、朝の時合に竿出してへんだし、竿出してからのかなりエビで粘っとったでなぁ。最初から竿出してたら、間違いなく釣ったやろな。
うちは、反省は多い釣りやったけど、釣果には大満足。(^○^)2号カセのどうもさんは、28〜44cm×11枚と竿頭。流石!ほとんどが午前中の釣果とうことで、チヌは底じゃなく少し浮いていたよう。こっちは底でアタってたんで、すぐ近くなんやけど、少し様子が違うみたいやね。今回はチヌの活性は高いものの、アタリは渋く、見極めが難しかった。朝の時合では、らしいアタリも連発したけど、掛けたチヌは少な過ぎ。満さんの目があったんで、ヘタな事はできん、と慎重になり過ぎたかな。時合にはチヌは竿下に居ったのは確実で、潮に乗せて流すとアタリが無く、中通しオモリや、団子で止めて、チヌが餌を食うまで待った方が良かったようや。積極的に団子にアタることも無かった。餌を飲み込んでいるチヌは1枚のみ、意識して食い込まそうともしたけど、離してしまって、ボケが潰されたり、頭が取られることばかり。あ〜ホンマ、チヌ釣りは難しいねぇ。今日はよーけ勉強になりました。(^^ゞ 
今回の記事は、4/21(月)発売の【釣場速報】に掲載されるということです。皆さん見てね!(^_-)-☆
↑結構、波立ってます。 ↑名手 大西 満さん
満足!!(^^♪ ↑どうもさん


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