2005年釣行記

7月9日(中潮干潮 13:23  満潮 6:32
串本・大島(大裕丸)権現島東カセ

 

さぁ、今年も本州最南端の季節到来!(^.^) まだ梅雨も明けきらない7月9日(土)に串本・大島へチヌ狙いで単独釣行。中部圏からは少々遠い釣り場やけど、毎年ゴールデンウィーク頃から夏にかけて大型チヌの実績が高く本命以外にも大型マダイやグレ、コロダイなどの大型が揃うことから非常に魅力的な釣り場や。さらに釣り場は全てトイレ付きのカセ!これは嬉しい!(^O^) 串本側、大島側の数箇所の養殖コワリにカセが付けてある今年は例年に比べ、少し釣れ出しが遅れとるようやけど6月後半には61センチの超大型を始め、年無し級のチヌはポツポツ釣れており、調子は上向きの様子や。(^.^)
前夜の22時に自宅を出発して約3時間半で串本へ。大島へ渡る前に串本のコンビ二へ寄ったら、HPを見て頂いているという方(名古屋のハヤミさん)に声を掛けて頂いた。アケミ丸へ行くということで、串本では実寸58.5aも釣り上げられているとのこと。お互いの健闘を祈って店を出た。そこから串本大橋を渡って約10分で大裕丸へ到着。港には既に数台のらしき車が停まっとるけど、ラッキーなことに待合所前が空いてたんで、そこに車を入れて仮眠。4時半に起床し、荷物を運んでる間に大将もやってきた。さぁ、いよいよ出船や。
場 所 串本・大島(大裕丸 権現島東カセ
釣 座 大島向き
同乗者 なし
全体の人数
天 候 曇り→大雨
午後から南東風(強風)
潮 流 ほとんど動かず
海 上 午後から大荒れ
持参エサ ボケ×40尾、アケミ貝×2kg、剥きエビ、沖アミLL1ブロック、コーン、練り餌【魚玉】、サナギ
ダンゴ マルキュー【赤だんごチヌ】+【深場大チヌ】+【チヌスパイス】+【荒びきさなぎ】+【魚粉】
フカセ仕掛 竿 黒鯛工房 THEチヌセレクション 1.4m+(穂先:Type3/MF)
ライン 2.5号通し(DUELプロタフ ちぬ筏・カカリ)
オモリ 完全フカセ、ラバーコートガン玉(景山産業)B
ささめ針 ヤイバチヌ ヒネリなし 6
4:50
〜5:10
出船。今の所、曇天無風状態でエエ感じ。でも今日は雨の予想やでな。そのせいか釣人は少なく15人程度、その内チヌ狙いは5人や。うちは数あるポイントから、船頭の奨めで権現島東側のカセに降ろしてもらった。ここは水深10m程度で潮流も緩く釣り易い場所。早速準備を開始。今回は大物狙いやからラインは2.5号、チヌ針6号と太仕掛。竿も胴の硬いものをセレクト。団子もボラが多いことを考慮して、途中で割られないように粘りのある配合。
5:10
〜6:00
釣り開始。エサトリの活性はメチャ高い。始めてすぐに団子アタリも出始める。柔らかい餌では一瞬で取られるのでアケミ貝の丸貝で落し込んでみるけど、これも大型フグ、ハリセンボンに取られてしまう。竿下はお祭り騒ぎのようや・・・見てみたいという衝動に駆られ、早々に水中カメラを沈めてみた。ビデオ画像はこちら
ということで、チヌこそ見えやんだけど水族館のような光景、エサトリわんさか、ボラの群れも往来しとる。カワハギは妙にカメラが気になるようで寄ってくる。好奇心旺盛な魚やね。(^^ゞ
6:00
〜7:00
竿下の状況は判ったけど、、、エサトリの多さには閉口するわ。(~_~) これでチヌ釣るのは至難の業やな・・・とりあえずせっせと打ち返そ。( ̄^ ̄)
7:00
〜9:00
予想通り雨が降り出した。でも今回は初めてパラソルを持参。今まで雨が降るとメモとるのも困ったけど、これで雨でもOKや。(^O^) 頻繁に刺し餌をローテーションをしながら完全フカセの仕掛けでガンガン打ち返す。時折、30センチ程のチヤリコや20センチ超の良型カワハギが掛かるので、それらはお土産にキープ。
9:00
〜12:00
潮は緩い、ボラも寄っとるけどエサトリの活性は全く変わらず。エサトリかわそうにも4a位の丸貝でもハリセンボンに取られてしまう。午前中は大きな変化はなくチヌの気配も感じられないまま時間が経過していった。
12:00
〜13:00
大雨に加え南風が吹き始め嵐の様相となってきた。パラソルも役に立たんようになってきたんで仕舞う。雨は大粒でバケツをひっくり返したようや。カッパは着とるけど既にパンツまで染みて気持ち悪いわ。
強風で穂先が振れアタリが取り辛いんで、針上10センチにラバーコートガン玉B(景山産業)を打って穂先の安定を図る。このガン玉は挟み込み面だけにラバーコーティングが施してあって、ラインを痛めず且つ外れ難いので気に入っとる。
13:00
〜13:30
激雨の中、修行僧のように打ち返してると、それまで一瞬で取られていたボケが頭だけ取られた状態で戻ってきた。これはチヌが寄ったに違いないと確信。今度は少し餌持ちの良いコーンを餌にじっくりとアタリを待つ。しばらくしてもアタリがないんでゆっくりと穂先を持ち上げるように聞いてみる。すると穂先の先端は張り付いたように動かない、これは居食いや!とすかさず大アワセを入れるとバッチリ針掛かり。ラインが小割の網に触れたら一瞬で終ってしまうので、2.5号ラインを信じて素早いポンピングで一気に巻き上げると水面にギラッと魚体が光る。この瞬間が至福の時でもあり緊張のピークでもある。はやる気持ちを抑えつつタモ入れ完了。メジャーを当てると年無しには少し足らない48aの良型チヌや。(^O^)
13:30
〜14:30
続けて2枚目を狙うけど、次のチャンスは1時間後にやってきた。練り餌【魚玉(マルキュー)】5粒分を一つに丸めて針に付けて団子に包んで落した所、ボラの突付きアタリから穂先を小さく押さえ込むチヌアタリ?へ移行。またまた大アワセを入れ針掛かりした獲物は先程よりも強い引き。数回ラインを引きずり出されながらもポンピングを繰り返したが中層で痛恨の針ハズレ。掛かり所が悪かったか?かなりの大物だっただけに悔まれる。
14:30
〜16:00
その後はエサトリのアタリだけになり、大雨、大風で海が荒れてきた為、1時間早退の16時納竿。
釣果 48cm
エサトリ ハゲ、ベラ、ハリセンボン、ボラ
総評 結局48センチが1枚と串本・大島としては寂しい結果やったけど、全体で唯一のチヌということで、まぁ満足やな。
串本・大島はこれから暑さが増すと共に本番を迎える。少々遠い釣り場やけど、60cm超や年無しの二桁釣りも夢ではないので釣行する価値は十分。チヌ師の夢である60cmに最も近い釣り場やと思う。と言いながら、うちはいつになたら年無しが釣れるのやら・・・串本通いはまだまだ続く。

▼交通
伊勢自動車道勢和多気インターを降りて左折し、国道42号線を尾鷲方面に約4時間(約180km)で串本町。潮岬方面に向かい串本大橋を渡り、次ぎの信号を左折し進むと大島港に出て左方向に進み、一番奥が渡船場。

▼問い合わせ
大祐丸
電話 0735−65−0603


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